乾燥肌・敏感肌の原因
過度の洗浄
(洗顔料の洗浄力・洗顔回数)
洗顔で皮脂膜が取り除かれると、通常はそれを補うために分泌されます。
ところが乾燥肌の方は、皮脂の分泌が少ないため皮脂膜を上手に作ることが出来ずにお肌は乾燥してしまいます。
対処法
皮脂を取り過ぎない優しい洗顔が大切です。
また、洗顔回数は1日に2回を限度としてください。
保湿の不足
乾燥肌の方は、皮脂の分泌が少ないため上手に皮脂膜が作れません。
対処法
化粧水(100円玉程度を3~5回)や美容液で十分に保湿して、クリーム(油分)でフタでとじる感じにつけてください。
ただし、皮脂腺の働きを取り戻すために、洗顔後5分くらいおいてから保湿を行うことも一案です。
繰り返すことで徐々に活発になる場合もあります。
過度なピーリング
ターンオーバー(新しい肌が生まれる)は28日が正常な周期です。
ピーリングの回数が多いと角質層が薄くなるため、水分の保持力が低下すると同時に外的刺激からお肌を守るバリア機能も低下します。
対処法
角質が正常な厚さを取り戻すまで、十分な保湿や保護が必要です。
空気の乾燥
環境問題なのでやむを得ないのですが。
対処法
加湿器などで部屋の湿度を調整してください。
内的要因
血行が滞ると、皮脂腺に十分な栄養が行き届かず皮脂の生産能力が低下します。
対処法
血行促進のため、フェイシャルマッサージや適度な運動、半身浴などが効果的です。
脂性肌の原因
過度の洗浄
(洗顔料の洗浄力・洗顔回数)
洗顔で皮脂膜が取り除かれると、それを補うためにどんどん皮脂を分泌するようになり、ますます脂っぽいお肌になってしまいます。
対処法
皮脂を取り過ぎない優しい洗顔が大切です。
また洗顔回数は1日に2回程度を限度としてください。
これを繰り返すことで、徐々に皮脂腺の働きが穏やかになり、脂性肌は改善に向かいます。
混合肌の原因
過度の洗浄
(洗顔料の洗浄力・洗顔回数)
洗顔で皮脂膜が取り除かれると、それを補うために皮脂が分泌されます。
混合肌の方は、皮脂を取り過ぎるとTゾーン皮脂腺がどんどん皮脂を分泌するようになり、Uゾーンは皮脂の分泌が間に合わなくなります。
洗顔のとき、手がフィットするUゾーンは皮脂を取りすぎTゾーンは良く洗われていないことも原因のひとつとなっています。
対処法
UゾーンとTゾーンの差を広げないために、皮脂を取り過ぎない優しい洗顔が大切です。
また、洗顔回数は1日に2回を限度としてください。
これを繰り返すことで、Tゾーンでは徐々に皮脂腺の働きが穏やかになり、Uゾーンでは皮脂の分泌が間に合うようになります。
また、洗顔の泡は初めが一番洗浄力があります。
泡は最初に頬にのせずに、Tゾーンにのせるなどの細かい配慮も大切です。
保湿の不足
保湿が不足するとTゾーンは乾燥を防ごうとして、ますます皮脂を分泌します。
逆にUゾーンは皮脂の分泌が間に合わず、ますます乾燥して両者の差は広がります。
対処法
乾燥するUゾーンはもちろん、Tゾーンにも化粧水と美容液で、しっかり水分を補給してください。
保湿することで、Tゾーンの皮脂の分泌が抑制されます。
さらにUゾーンには、クリームなどで不足している油分を補ってください。
ニキビ・吹き出物の原因
毛穴のつまり
洗顔の方法が悪く、メイクや汚れが毛穴に詰まるとニキビが発生します。
対処法
洗顔は汚れを押し込まずに浮かせて落すように優しく行ってください。
角質肥厚
洗顔時やタオルを使用する際に、お肌をゴシゴシこすると、摩擦の刺激からお肌を守ろうとして角質が厚くなります。
角質が厚くなると毛穴の距離が長くなるので、皮脂が毛穴に詰まりやすくなります。
対処法
日頃からお肌をこすらないスキンケアを心がけてください。
リンス・トリートメントの影響
髪の生際・フェイスライン・背中などに集中して出来るニキビは、リンスやトリートメントの影響が考えられます。
対処法
これらの部位はリンスやトリートメントが残りやすいところなので、よく洗い流すように心がけてください。
内的要因
睡眠不足・ストレスなどにより、特定の部位にニキビが発生しやすくなります。
おでこ・・・自律神経・睡眠不足・慢性的な疲れ・ストレス
頬・・・・・食事のバランスが取れていない
頬から顎・・ストレス・冷え
シミの原因
紫外線
紫外線にあたると、お肌は紫外線の刺激から体を守ろうとして黒いメラニンを生成します。
この黒いメラニン(シミ)が、サングラスの役割をして紫外線を防いでくれるのです。
対処法
シミを防ぐには、メラニンの代わりに紫外線を防いでくれる日焼け止めを使用します。
(日常生活ではSPF値20程度のもので大丈夫とされています。)
日焼け止めが紫外線を防いでくれれば、お肌はメラニンを作らずにすみます。
化粧品等の刺激
お肌に刺激を与える成分がたくさん含まれている化粧品を使用すると、その刺激でメラニンが生成されることがあります。
対処法
できるだけお肌に優しい化粧品を使用するようにしましょう。
炎症
お肌が炎症を起こすと、炎症による刺激でメラニンが生成されます。
対処法
炎症の起こる原因をなくしてあげることが大切です。
摩擦や圧迫
お肌に摩擦や圧迫を繰り返し与えることで、その刺激によりメラニンが生成されます。
対処法
スキンケアの際に、お肌を擦らないことが大切です。
色素・香料・金属の沈着
(色素沈着)
色素・香料・金属がお肌に浸透すると、その部分が色素沈着を起こしてシミになります。
対処法
お肌を守る効果がある化粧下地などを使用することが大切です。
シワ・タルミの原因
乾燥
(小じわの発生)
お肌の水分が不足すると、細胞が収縮して小じわになります。
対処法
化粧水や美容液で水分を十分に与えて、細胞をふっくらと保つことを心がけてください。
紫外線
紫外線が真皮層に達すると、活性酸素を発生させお肌のハリや弾力を保っているコラーゲンやエラスチンなどの線維を破壊します。
これらの線維が破壊されると、お肌は弾力を保てなくなり大きなシワが発生します。
対処法
日焼け止めなどで紫外線を防ぐことが大切です。
重力
長い時間地球の重力を受け続けることで、頭皮が伸びてお顔全体の皮膚や筋肉が下がってきます。
その結果、目尻が下がる・二重あごになるなどのたるみが起こります。
対処法
筋肉や頭皮の血行を促進して活性化するマッサージが有効です。
内的要因
血行が滞り、コラーゲンやエラスチンを生成する線維芽細胞に栄養が十分行きわたらないと、これらの生産や再生に時間がかかるようになります。
対処法
血行促進のため、フェイシャルマッサージや適度な運動、半身浴などが有効です。もちろん、バランスの良い食事を摂ることも欠かせません。
むくみの原因
内的要因
通常、動脈から染み出した細胞間液(水分)は、細胞に酸素や栄養分を届けたあと、静脈やリンパに吸収されて心臓に戻ります。
むくみは、この細胞間液が吸収されずに皮膚の組織に滞ることで起こります。
一般的な要因は下記のとおりですが、むくみが長期間にわたるものは肝機能低下の疑いもありますので医療機関で診察を受けてください。
アルコールの摂取 | 血中アルコール濃度が高くなると血管が拡張して、静脈やリンパによる水分の処理が間に合わなくなる |
塩分の摂りすぎ | ナトリウムの作用で水分を過剰に摂取したくなる |
ビタミン・ミネラル不足 | 特にカリウム・カルシュウム・マグネシウムの不足 |
血行不良 | 冷えやストレス |
運動不足 | 新陳代謝の低下 |
重力によるもの | 朝)顔がむくむ 夕方)足がむくむ |
ホルモンの影響 | 生理前はむくみやすい |
対処法
アルコールの摂取を控える。
ビタミン・ミネラルをきちんと取り、塩分を取り過ぎない食事を心がける。
マッサージや半身浴で血行やリンパの流れを良くする。
運動で基礎代謝を上げる。
顔のむくみをすぐに解決したい場合は、冷水・温水で交互に顔を洗い血行を促進する。
くまの原因
目の周りの筋肉のたるみ
(影ができる)
目の周りの筋肉がたるむことで影ができ、暗く見えるようになります。
対処法
角質が正常な厚さを取り戻すまで、十分な保湿や保護が必要です。
内的要因
疲労・睡眠不足・ストレスにより血流が減少して、ヘモグロビンの濃度が少なくなると青黒く見えるようになります。
対処法
血行促進のため、フェイシャルマッサージや適度な運動、半身浴などが有効です。
アトピー・アレルギーの原因
内的要因
免疫細胞の異常なのでスキンケアで原因を取り除くことはできません。
対処法
しかし、スキンケアでお肌を保湿・保護して乾燥とカユミを防ぐことで掻かなくなれば、アトピーの症状が悪化することを防ぐことは可能です。
また、アレルギーはアレルゲンとの接触を避けることで発症を防ぐことが可能です。
ソバカスの原因
内的要因
ソバカスはシミと異なり遺伝なので、スキンケアで原因を取り除くことはできません。
対処法
しかし、紫外線にあたることで濃くなるので、日焼け止めを使用することで、ソバカスが濃くなることを防ぐことは可能です。