内的要因
免疫細胞の異常なのでスキンケアで原因を取り除くことはできません。
アトピー性皮膚炎は、かゆみが日常生活の支障になり、皮膚を引っかくことで肌に傷がつきバリア機能が低下し、そこに汗やほこり、細菌やカビ等が付着し炎症をおこして湿疹を繰り返してしまうという悪循環に陥りやすい病気です。
自分では掻かないようにしていると思っていてもタオルや服で擦ったり眠ってる間に掻いてしまっているということもあり症状を悪化させてしまう場合があります。
対処法
アトピー性皮膚炎の治療は、肌の清潔と保湿を維持するスキンケアを基本として湿疹を改善する薬物療法（抗炎症剤ステロイド外用薬）を使って、肌の乾燥や炎症を起こさないようにして改善をはかります。
抗炎症剤ステロイド外用薬は効果的ではあるのですが、長期間使用することには弊害もあり、免疫力の低下や色素沈着といった問題もあります。
日常生活のスキンケアで予防することが最も重要で、痒みの原因をつくらない・・・
肌を清潔に保つ・肌を乾燥させない保湿・肌を温めすぎない・ケア用品は刺激の少ないものを使用など、掻いてしまう原因をつくらないことが大切です。
注意
洗浄剤の主成分である界面活性剤は肌に残ることがあり刺激の強いラウレス硫酸NA・ラウリル硫酸NA・スルホン酸などや、安全性は高いのに皮膚と同じようなアミノ酸系の界面活性剤を肌に残すことが痒みの原因になってしまうこともあります。
成分表も参考にお使いになる商品を選ぶことも予防として大切です。